対外式レーザー
皮膚の上からレーザーを照射して手の血管を収縮させる治療法です。注射を使わないので気軽な反面、効果が薄いというデメリットも。皮膚の色によって効果はバラバラに。元々、下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう:足の静脈の弁が壊れて血液が血管内にたまる病気)の中でも蜘蛛の巣状の細かい症状への治療法だったため、太く浮き立った手の血管は適応外なことがあるようです。
特に1ミリ以上の血管には歯が立ちません。
硬化剤注入療法
手の血管に硬化剤を注入し、血管を塞ぐという硬化療法。機能しなくなった血管は退化して消えていくというメカニズムで、太い血管にも有効とされています。静脈は目に見える一部の血管を塞いでも血流は保たれるので、その点は問題ありませんが、他の血管が目立つようになるといった副作用もあるようです。
血管内レーザー
レーザーによるハンドベイン治療と言うと、今は血管内レーザーがメインで行われているよう。浮き出ている血管に細い針を刺し、内側から特殊なレーザーを照射して血管を収縮させる施術です。
血管の拡張
加齢によって、血管は弾力を失います。すると、収縮されにくくなり拡張、血管が太く目立ってきてしまうのです。
肌の衰え
手の血管が弾力を失うのと同時に、肌もコラーゲンの減少でハリを失います。コラーゲンは真皮の70%を占める要素なので、それが減少すれば真皮は薄くなり、太くなった血管が透けやすい状態に。よりハンドベインが強調されてしまうのです。
また、肌の衰えでは「シワ」というハンドベイン以外の気になる症状も発症します。この両方にお悩みの方は多くいらっしゃいます。